「空想教室」 植松努

TEDのスピーチをご覧になった方も多いかと思いますが、
植松電機の植松努さんの著書です。

この記事のタイトル「思うは招く」は植松さんのお母様の言葉。

思ったらなんでもそうなるよ。という意味です。

植松さんはまさにこの言葉通り生きておられるのだなと感じました。

いろいろと行き詰ることや障壁、思い悩むこともあっただろうと思いますが、
宇宙への思いを
諦めず、自分の信念に従って誠実に生きてこられたからこその
今があるのだと思います。

自分の夢に向かって突き進む人たちの前に立ちはだかるのは、
どうせ無理」という言葉。

いわゆるドリームキラーという存在でしょうか。

でも、植松さんはおっしゃいます。
どうせ無理というのは、やったことがない人たち。
やらない言い訳を教えてくれているのです。

確かに、この言い訳に便乗してしまえば、なんだか自分が正当化されるような
感じもします。

でも、自分のほんとうの心はそれで満足するのでしょうか。

普段、私たちが当たり前のように利用しているものの中には、
その開発当時、そんなことはありえないと
思われていた技術もたくさんあると思うのです。

旅行や出張などで利用することもある飛行機。

飛行機が開発される前は人間が空を飛ぶなんて、、鳥じゃあるまいし、、

夢みたいなことを言うなと言われることも多かったのだろうと思います。

でも、ライト兄弟は、諦めずにただただ自分たちの夢に向かって工夫や努力を重ね、
空を飛ぶ技術にたどり着きました。

同じように、今の段階では、夢みたいに思われることでも、
将来私たちの生活を便利に豊かにしてくれる技術はこれからも

どんどん出てくるのではないかと思うのです。

だから、その可能性の芽を摘まないでほしいのです。

私は、その人の心の底から湧きあがってくる思いは、叶えられる可能性がある人にしか
湧きあがってこないと思っています。

自分にできる可能性があると知っているからアイデアや思いが
湧きあがってくるのだと思うのです。

ですから、どうか、お子さんをお持ちの方は、頭ごなしに否定せず、
お子さんの思いを詳しく聞いてあげてください。

自分の思いを言語化するのがうまくできなくて、一般的な言葉で伝えている可能性も
あると思うんです。

お子さんに質問するときは、

将来は何になりたいの?

ではなく、

将来は何をやりたいの?どんなことがしたいの?

と聞いてあげてください。

植松さんの本は大切なことを思い出させてくれました。

この植松さんの本はお子さんをお持ちの方はもちろんのこと
自分の夢を諦めてしまった大人の方や中学生、高校生、大学生にも是非読んでいただきたいです。

空想教室

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