【水は知的生命体である~そこに意思がある】
森清範(清水寺貫主)
増川いづみ(工学博士)
重富豪(流水紋作家)
水に関わっている三名の方々の共著です。
森さんは毎年年末に清水寺で今年の一文字を書かれている
清水寺貫主(←毎年年末にテレビで見かけます(^△^))、
増川いづみさんは水の研究をされている先生(お名前も水に関係する泉が由来)、
重富豪先生は、水の流れを「流水紋」という独自に編み出した手法により、
和紙に写しとる作家であり、ダイヤモンドのカッティング技術で世界的に有名な方です。
この本は主に水に関わっている三名の対談、
そのあとお一人づつ書かれた文章が掲載されています。
思想家であるルドルフ・シュタイナーは「宗教と科学と芸術は同心円上にある」と言っていたそうですが、まさに水に関してそれを実証しているような本です。
三分野の方々は、それぞれ長年の活動の中で、
水は意思を持ったもの(=知的生命体である)という感覚に至っているようです。
水の知られざる働きや性質なども紹介されていますが、
一様に今、水からの警鐘が来ていると感じられているようです。
私は、重富先生からお話を伺い、現物も見せてもらったことがあるのですが、
先生の「水神」という作品は、水の神様が人類に向かって(怒りをあらわに)、
大声でうったえかけているなぁ、、という印象を受けました。
このままではいけないのだと強く感じました。