お休みの日などにたっぷり睡眠を取って家でゆっくりしたり、
長期休暇をとってリゾート地に行ったりしてもなんだかリフレッシュできず、
逆に疲れたというようなことありませんか?

これは、仕事を休んで身体を休めていても、脳は相変わらずいつものように働いているからなんです。

脳を休めることが必要なんですって。

アメリカで精神科医として働いている医師の本を読んでみました。

「最高の休息法」久賀谷 亮

脳は体重の2%ほどの大きさしかないにもかかわらず、身体が消費する全エネルギーの
20%を
使う大食漢であり、この20%の消費エネルギーのほとんどは、
脳のDMN(デフォルトモードネットワーク)という脳の通常の消費量であり、
ぼーっとしていても消費してしまうものなんだそうです。

車でいうとアイドリング状態で消費するエネルギーですかね。

この本の中では脳科学×瞑想という観点から、脳の休息法について
いろいろと紹介されているのですが、その中でも目に付いたのは
感謝」の気持ちも重要な役割を果たすということ。

幸福度を高める因子の一つとして、繰り返し登場するのが感謝。
他人や社会に対して感謝する気持ちを持っている人の方が、
幸福度が高いという結果が出ているそうです。

脳科学の分野でもこのことはデータで示されており、
感謝の気持ちは、怒り、恐怖、嫉妬など、さまざまなネガティブな
感情を溶かす。。とのこと。

 

たしかに感謝の気持ちが湧いているときは周りに対しても優しい気持ちになったり
おおらかに
対応することができるように思います。
アラ探しをするような発想にはなりませんよね。

ビリーフチェンジでは、リミッティングビリーフの一つとして、

感謝をしてはいけない」というものがあります。

・そもそも人に対する感謝の気持ちや、ありがとうという気持ちを感じられないような人
・人から何かをしてもらっていることに気がついていない
・足りないこと、満たされていないことばかりを訴える
・ありがとうと言ったり、感謝の気持ちを感じてはいけない気がする

感謝をしたり、ありがとうと感謝の気持ちをお互いに言い合わない家庭で育ったことや、
人に対して感謝をしない
親を見て育ったことが原因で、このビリーフを持つに
至ることが考えられます。

何をしてもらっても、当たり前という感覚が強いのかもしれません。

このビリーフを持っていると、感謝の気持ちがないため、足りないところや出来ていないところにばかり意識が向いてしまい、なんだかギスギスした人になってしまいそうです。

また、怒り、恐怖、嫉妬などネガティブな感情を溶かす感謝の気持ちがないため、
いつまでも脳がぐるぐると活動していて脳までもくたくたになってしまいますよね。

身体を休めてもなんだか疲れが取れないなぁ〜という方は、脳の疲れかもしれませんよ。

お心当たりがある方は、ぜひご相談くださいね。

 

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