一人の少年の純粋な思いが、世界を変えるほどの発見に導いたんだろうなぁと
思わせてくれた作品です。
【ぼくは科学の力で世界を変えることに決めた】
ジャック・アンドレイカ
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よき相談相手であり、釣り仲間だった叔父さんが
膵臓癌で亡くなったことをきっかけとして、
膵臓癌の早期発見法を模索し、発見した高校生のお話(実話)。
症状が出て、癌だと判明するときには末期症状であることが多い膵臓癌ですが、
ジャック少年は、血液検査で早期に発見できる方法を見付けます。
もともと科学が大好きで自宅の地下室で兄とともに実験に熱中していた少年は、
成長とともに自身の性に関して違和感を持ち、誰にも悩みを打ち明けられないままに、学校での人間関係もうまくいかず、いじめにもあいますが、困難を乗り越えて目標を達成しました。
悩みを打ち明けられなかったジャック少年のこころのよりどころだったのは、
叔父さんだけでした。
特に事情を聞くわけでもなく、ジャックの味方でいてくれた叔父さんを死に至らしめた癌という病。
ジャック少年は、ただただ同じ病で亡くなる人をなくしたいという一心で
研究を進め、早期発見法を見つけるに至ります。
純粋な思いは不可能と思われることも乗り越えるのだなぁと改めて感じました。