梅雨時期は髪の毛がうまくまとまらなくてお困りの方も多いですよね。
さて、この本、先日、本屋をうろうろしていて目に留まったので読んでみました。
著者は、日本初&日本で唯一のヘアライター&エディターの佐藤友美さんという方
その佐藤さんが本の冒頭で、「日本人女性の七割は髪で損をしている。」との衝撃的なお言葉。。。
昔から、「髪は女の命」という言葉を耳にすることがありましたが、この本を読みながら
特に女性にとっての髪の毛の存在の重要性、外見及び精神面への影響力の大きさを改めて感じました。
外見面に関しては、
・髪のツヤは七難隠す
・分け目を変えるだけで痩せて見える（ダイエットよりも即効性あり？）
・稼げる髪は、確かにある
・女性の知性は後頭部に宿る（リーダー職の女性は後頭部にボリュームを持たせると良いそうです。）
・見た目年齢は髪で決まる
・顔50点＋髪50点で合計100点
など、後頭部が知性を演出するというようなお話や、単に似合う髪型というよりも、自分の仕事に応じた髪型を選ぶことで、なりたい自分のイメージをお客様に印象づけるなど、髪型でうまく演出する方法が書かれていました。
何よりこの本の中で一番印象に残ったのは、最後の章「おわりに 髪はほぼ、生命力」
女性にとっての髪の毛の重要性について凝縮して書かれているように思いました。
その中の一つとして、医療用ウィッグを作られる女性のお話。
これから抗がん剤治療を受けるにあたり、美容院で好みの色にカラーリングしてもらったウィッグをつけ、御家族と共に涙して「これで安心して治療に専念できる」と治療に向かう心境。その胸の内は私などの想像を絶するものだろうと思います。
私も数年前に一時的に脱毛が多かった時期がありましたが、とても不安でした。その頃の私とは比べものにならないくらい抗がん剤治療にこれから取り組まれる方の不安や恐怖は大きいと思います。
最近は医療用ウィッグの他にも、様々な事情で髪を失った女性に「世界一優しいヘッドスカーフ」を届けたいと活動されている方もいらっしゃいますが、髪を失って気持ちが沈んでいる方たちが、少しでも明るく前向きな気持ちになったり、お出かけしたくなるような、そんな優しい取り組みが増えるといいなぁと思いました。
『女の運命は髪で変わる』佐藤友美著 サンマーク出版 (2016/6/7)
女の運命は髪で変わる
