『人生の流れが美しくなる 禅、「お金」の作法』枡野俊明
お金の使い方って、人それぞれこだわりがあったりするのかなと思うのですが、
皆さんはいかがですか?
使い方のこだわりとしては、
毎年1回旅行するために毎月◯万円は貯金するとか、
平日のランチは節約してお弁当作ったりして、週末大切な人と楽しむランチ代は
少し奮発するとか、
メイク用品だけは良いものにこだわるとか、
毎日運動を兼ねて一駅分歩いて、そのお金で毎週1冊本を買う、、
などなどいろいろと自分で使い方のルールを決めている方もいらっしゃるでしょうかね。
この本の中では、いつも職場では同じようなシャツとスカートでビシッと決めている先輩が、
実は金額を気にせずに思う存分本を買うための節約術だった、、なんていうケースが書かれています。
それも素敵な考え方だなぁ、、と思います。
自分にとって何が大事なのか、わかってるんですよね。
さて、お金の使い方以外にもお金の扱い方についても人によっていろいろと
差があるように思います。
お店のレジで投げつけるように小銭を払う人、財布に入れるお札は(描かれている人物の)頭を下にするという方、お礼のお金を人に渡す時は新札を用意して綺麗なポチ袋に入れて渡すという方、、
お金の渡し方一つとってもその人の個性というか人柄が表れるように思います。
ここまで書いていて、一つ思い出したことがあります。
お金の渡し方というよりも受け取り方のことで思い出しました。
以前、ある講座を申し込んだ時に、◯万円の受講料は当日現金払いだったので、
私は新札を用意して綺麗な封筒に入れて大切に棚にしまっていました。
ところが、当日会場近くに来てから、、、
「あ、あの(封筒に入れてた)お金持ってくるの忘れた!!」
と慌てることになるのですが、
私の潜在意識は何かをキャッチしていたのでしょうか、、結果的にあの封筒に入れたお金を持ってこなくてよかった〜と安堵してしまう自分が数時間後にいたのでした、、、
何があったのかというと、、
その講座は講師の方の自宅で開催されるものでした。
受講生が皆そろい、ダイニングのテーブルに向き合って座った時のこと、
講師の方が、
「では、受講料をここに置いといてください。」
と言って、お店のレジなどにあるような木製のトレイをポンとテーブルの上に置いたのです。。
(え、手渡しじゃないの!?)
と疑問に思いつつも、お代金(封筒に入れた新札は忘れたのでお財布に入っていたお金を集めた)を、そのトレイに載せました。
他の受講生もそれぞれトレイに載せましたが、やはりトレイに載せた以上、
講師のお金という感覚があるのか、誰も揃えようとはしません。。
そうこうしているうちに、講師が別室から戻ってきて、そのトレイを無造作に持ち上げ、キッチンの横に、これまたポンっと置いたのです。。。
(え、確認しないの?)
私にはなんだか違和感のある行動でした。
受講生を信頼しているといえば聞こえはいいかもしれませんが、初対面の人も多い中、
お金を確かめもせず、お礼の一言もなく、雑に扱われたお札たち、、
なんだか、講師の人柄が垣間見えたようで、ちょっと残念な気持ちになりました。
初日の最初からこんなことがあったせいなのか、そもそも私が判断を誤ったのか、
その後講座を受けたことを後悔することになるのでした。。。
お金さんごめんなさい。と思ってしまう出来事でした。
でも、この出来事は、将来自分が講座を開催してお金を受け取る際には気をつけなければという教訓になりました◎
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