父が他界した直後、職場復帰した私に上司がかけた言葉
「◯◯さんのお父さん、いくつだったの?」
睡眠不足と暑さと泣き疲れでぐったりしていた私は、一瞬「???」となり、
「はぁ、、、ええまぁ、、」
とかなんとか、答えになっていないことを言ったような気がします。
(はっきり覚えていません。)
この上司の質問は一般的にはとくにどうってことない会話なのかもしれません。
でも、その後、なんだかフツフツと腹が立ってきました。
まだ若かったら残念なのか?高齢だったら死んでもいいのか?
そんなことあんたに関係あんのか?私にとってはただ一人の父親なのに!!(怒)
今となっては彼(上司)がなぜこんな質問をしたのかもよくわかりません。
彼なりの思いやりだったのかもしれません。
もしかしたら、彼は自分の両親が亡くなっても3日もすればケロっとして
こんな質問にも冷静に答えられたのかもしれません。
悲しみから立ち直る時間は人それぞれ違っていいと思いますし、
それぞれのタイミングがあると思います。
この時の私は、喪主でもなく、ただ悲しみのままに涙を流し、特に泣くことを我慢したという記憶もないのですが、それでもやはり自分の中で消化するというかこの事態を受け入れ自然になじむまでにはその後3〜5年くらいはかかったように思います。いや、つい最近までかかってるかもしれません。
でも、もしも、大切な家族や友人、ペットが旅立った時、いろいろな手続きで悲しむ間もなく時間に追われたり、感情を我慢したりして、うまく感情を感じきれていなかったら、未完了の感情が体内に残ったままだったんだろうなぁと思います。
急な旅立ちだったらなおさら心の準備もできていないでしょうし。。
本人に伝えたかったのに伝えられなかったこと、やってあげようと思っていたのにしてあげられなかったという心残りなことがあると、それを今現在の周りの人に無意識にやってあげようとしている方もいらっしゃいます。
ビリーフチェンジセラピーのメニューの一つとしてご提供している「対象喪失セラピー」は、喪失対象に対する「未完了の感情」にアプローチしていきます。
これは、喪失対象を完全に忘れてしまうというものではなく、心の中でもやもやとしている喪失対象への思い、見て見ぬ振りをしている喪失対象への後悔の念や未練とご自身の中で向き合っていただき、喪失対象に伝えたいことを伝え、未完了の感情とお別れしていただくものです。
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