まだまだ暑い日が続きますが、デパートなどに入るとすでに秋の雰囲気ですね〜
毎年、季節の変わり目になると、何を着ていいかわからない、
あれが足りない、これが足りない、、と足りないとことにばかり意識が向いてしまい、
たくさんもっている洋服は着ないままでほったらかし、、
という方もおられるかと思います。
確かに、足りないものに目を向ければきりがありません。
デパートに行けば、毎日のようにどんどん新商品が入荷されてきて、
ディスプレイもどんどん変わっていきます。
でも、何か買い足す前に、少し考えてみませんか?
本当にそれが必要なのかどうかを。
やみくもに買い足すことは、何か満たされない想いを埋めるための行為でしかありません。
購入したのに、家に持ち帰ったら袋から出さず、値札もつけっぱなしというのは買い物で何か欲を満たしているだけですよね、、
(ちなみに買ったものを袋から出さずそのままになっている方は、買い物依存症の可能性ありです、、、)
少し話はそれますが、「足るを知る」という言葉について考えているとき、
昔、短期間ですがロンドンにホームステイして語学学校に通っていた頃の出来事を思い出しました。
空気が凍っているかのような冬のロンドンの寒い朝、
向こうからフランス人のクラスメイトが颯爽と歩いてきました。
彼女はいつもの黒いコートにとても綺麗な色のマフラーをしていて、
彼女の肌の色をさらに綺麗に魅せていました。
一緒に学校の校舎に入り、マフラーを取った彼女を見て私はびっくりしました。
マフラーだと思っていたものは、カーディガンだったのです!!
このことは、当時の私にはかなり印象的な出来事で、今でもよく覚えています。
確かに、ニット地で首に巻ける長さがあれば、カーディガンでもセーターでも
マフラーとしても使えるのだとは思いますが、当時の私には思いつかない発想でした。
フランス人って発想豊かで合理的なんだなぁ、、、と思っていたところ、
昨年話題になった「フランス人は10着しか服を持たない」を読み、
あらためてフランスの方のものへのこだわりを知りました。
気にいるものが見つかるまでは妥協せず、手持ちのもので工夫する。
一度手に入れたらとことん大切に使う。
このようなことを心がけるだけでも、ものとの付き合い方が変わりそうですね◎
本来、日本人にもこのような精神は根付いているのだと思います。
ものでもなんでも足りないことに目を向けるばかりでは、心がそわそわ落ち着かない状態が続きますが、すでに自分が身につけていること、もっているものを認識するだけでも心が落ち着いてきそうですよ。
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